音響設計学科で何を学ぶのか
音響設計学科は、日本でただ一つ「音響」の専門教育を行っている高等教育機関です。
これだけ総合的に「音」を学べるのは、世界でもここだけです。
音に対する鋭い感性と深い知識とを備えた、音響設計技術者、研究者を養成します。
「音」のプロフェッショナルを目指しましょう。
「音」を知り、「音」を極めよう
音が生まれて、空間を伝わって、人間の心に届くまで、さらにはその背景にある科学、技術、社会、文化について学び、研究します。音楽的トレーニングを受けて、音に対する芸術的センスを身につけます。聴能形成訓練で、音響設計技術者として必要な感性を身につけます。将来、音響設計技術を支えるのは皆さんです。
「音」とつきあう術を身につけよう。
音は、情報の担い手であり、環境を構成し、文化を創造し、豊かな社会をつくり出します。そのような働きをもつ音と向き合い、音を理解し、音とつきあう手段を学び、研究します。音の文化を支える気概を持ってください。音楽制作、楽器製作、音響機器開発、メディア技術などを担う人材を育成します。
快適な「音環境」をつくりだそう。
音響設計とは、人間に適合した音環境を創造することです。人間の諸特性についての理解を深め、音を総合的にデザインする手法を学び、研究します。快適で豊かな社会を支える音環境を創造しましょう。騒音を制御し、コンサートホールをデザインし、音によって社会を豊かにすることのできる人材を育成します。
音響設計学科で学ぶ3つの分野
■音文化学
言語文化と音楽文化に関する領域に分かれ、音という媒体をとおして人間の精神活動に深く関わる分野です。
■音響環境学
音環境に対して人間的な側面から評価し、物理的な側面から解析、予測、制御に関して研究し、実践する分野です。
■音響情報学
聴覚の生理・心理、言葉、音楽などの問題を扱い、音響信号を介した情報の流れを論理的・実験的に研究する分野です。
各学年で取り組む専門分野の科目につきましてはカリキュラムをご覧ください。